大学受験生に今やってほしいことー模試の受け方ー

講師より

11月になりました。 

今回は、これから大学受験をむかえる皆さんに、今、レッスンでお伝えしているアドバイスの一部をご紹介します。


年内にあと何度か模試を受けます。

一回一回の模試を大切にしましょう。

模試の受け方や、受けた後の活用の仕方についてまとめました。

模試前日までに

  1. 英語リーディングは解く順番を決めておく
  2. 早寝早起きを心がける
  3. 持ち物の準備。腕時計(本番の会場にはないと考えてください)・筆記具・服装(制服か私服か)・昼食やおやつなども本番を想定して臨みましょう。私立や国立の二次試験でコンビニを使う予定なら、模試の際もコンビニを使うなどの工夫もしましょう

模試前日

  1. 本番を想定してメンタルを整える
  2. 英語受験の前日には音読を大量にして(最低30分)英語脳を作っておく

模試当日

平常心で雑念を捨てて

得意科目ほど気負ってしまうことを想定し、常に平常心で、雑念を捨て、一問入魂の精神で解く。

できない問題があっても気持ち的に引きずらず、次の問題に向かう。

時間がかかりそうな問題は後回し

時間がかかりそうな問題は解いても正答率が低いことが多いので捨て問にする覚悟で。その際も次に取り掛かった問題に集中!  

模試受験の後

こだわるべきは点数ではなく、課題を見つけること

模試の点数にこだわるのではなく、課題を見つけるために利用しましょう。

どこができていなかったのか、今後どういう対策が必要なのかをしっかり検証すること。

課題の見つけ方については、下の「解答時間を意識」「プロセスを大切にする復習」でも説明しています。

見つけた課題を徹底的につぶす

課題を見つけたら、抜けていた知識(英単語、熟語)などを書き出して徹底的に覚える。  

日頃の学習で注意すること

全科目を通じて

復習:初見問題=6:4で

これからは、復習6割・初見問題4割で学習をしていきます。

この時期は、焦って初見問題をむやみやたらに解き、上滑り学習になることが一番良くありません。これでは学習時間が増えても成績につながらず、代わりに焦りを生み出します。

今やるべきことは、”出来なかった問題が出来るようになった”という力と自信の積み重ねです。

この基本的な学習プロセスを最後まで大切に。

解答時間を意識する

入試本番に合わせ、これからは解答時間への意識も重要になってきます。2通りの解き方で解いてから自己採点をします。

  1. タイマーで目標時間を設定して解く
  2. その後、もう一度時間をかけて解いてから、自己採点

これをやる目的は、「時間をかければ出来る問題」か「時間をかけても出来ない問題」なのかを自分で見極め、日頃の学習に生かすためです。

レッスンの中でも、これらを踏まえて個別にアドバイスしています。

英語学習

音読を毎日!

直読直解力は何といっても音読で養うのが最短の近道です。

「音読をやった方がいいよ」とアドバイスを下さる先生はたくさんいらしても、実際に授業時間中に音読の時間をとったり、具体的な教材や方法についての指導はほぼありません。

さらにこれからの時期は学校の授業で入試問題を解く→解説が中心となり、生徒様本人が意識して音読時間を取らないと、音読をする機会が全くなくなってしまいます。

南英語専門塾では、音読練習を毎日欠かさないよう、生徒様おひとり一人に合った音源のご紹介とともに、練習方法について具体的に指導しています。

復習の際は、プロセスを大切に

「一度解いたので問題内容を覚えています。同じ問題を解いて意味がありますか? 」 といった質問を受けることがあります。

長文問題は、解き方の特徴として2つに分けられます。一つは読みきってから答える問題、もう一つは読みながら答えていく問題です。

これを次の模試や本番では初見で見極めて解けるようになるためにも復習を行います。

どちらの解答の仕方もやってみること、なぜこの答えにするのかという論拠を明確に説明できるまで読み込む復習をすることで、どんな長文にも対応できる本当の英語読解力が身につきます。

これまでも、南英語専門塾の生徒様はこれらのやり方で点数をアップさせてきました。  

「復習の際は、プロセスを大切に」を心がけましょう。 

11月下旬までは共通テスト対策と2次対策を並行して勉強

2021年から始まった共通テストですが、 南英語専門塾では 2022年の英語は難化を予想して入試対策をしています。

難化予想の理由は、初の共通テストだった前回、それまでの2回の試行テストとも形式が変わっていたにも関わらず平均点はそれまでのセンター試験を1点上回る結果になったからです。

そこで、11月は共通テスト対策と並行して2次試験対策も行うことで、双方の点数アップを狙っていきます。

2022年度共通テスト英語の難易度についての大手予備校のコメントはおおむね前年並みでしたが、リーディングに出題された総語数は前年より500語程度増加しました。南英語専門塾の大学受験生徒様全員の英語平均点は8割を超え、大変良い結果を出しました。(2022.3.31追記)

   

以上は、高校2年生以下の皆さまにも知っておいていただきたい内容です。

ぜひ参考になさってください。 

タイトルとURLをコピーしました